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明海大学歯学部(埼玉県坂戸市) / 渡部 茂 先生

“子どもが見て理解する“ を実現した画期的な診療支援ツール

渡部 茂 先生
例えば何かの絵を、その絵を見ていない人に説明しても、なかなか正しく伝わらないものである。「百聞は一見にも及ばず」、一見することによる理解が如何に大きいことなのかがわかる。普段私達歯科医療従事者は、幼児や低学年児童たちに治療内容などを説明する際には、日常彼らが生活の中でよく目にするものに例えて説明することを行っている。

しかし、「歯に魔法をかけて眠らせるよ」、「粘土を口に入れて歯の型をとるよ」などとやっていることが、果たしてどのように彼らに伝わっているのかは定かではない。子どもに分かり易く説明し、同意を得て、恐怖を与えないようにと配慮はしているが、それで子どもたちに十分理解されていると考えるのは必ずしも正しいことではない。

患児(保護者)の評価
診察風景

歯科用アニメ内の「おくちにマスクをつけるよ」のコンテンツで、ラバーダム装着を説明する

今回開発された『スマイルタッチ デンタル』は、子どもたちのそういった「?」にきちんと答えるツールである。医療従事者の曖昧な説明で何となく想像していただけだったことが、このツールの歯科用アニメ「はいしゃさんってなにするの?」を見ると、「何だ。そういうことか」という反応が子どもたちから返ってくる。アニメ動画の分かりやすい絵と言葉で説明することで理解が促され、子どもの恐怖や不安が和らぐ様子は実際驚くほどである。

アニメ動画による説明は発達障害等、軽度の精神障害を持った患児にも有効で、特に言葉による伝達手段を持たない自閉症の子には今までも絵や写真を用いた試みはなされているが、アニメ動画でより鮮明にすることで、閉ざされていた彼らの世界に通じる、より確かな道となる可能性が見出せる。
また、今テレビ等でおなじみの人気のアニメを治療中に見せることができるので、余裕のある子どもは勿論、一杯一杯の状態にある子どもを、わずらわしい音や雰囲気、重い負担から開放させることができる。子どもたちに定着してしまっている「歯医者さんはこわい」というイメージが払拭され、歯科診療を素直に受け入れられるイメージ作りにも期待が持てよう。

この『スマイルタッチ デンタル』は、子どもたちへの説明を「親の了解をとればよい」とする考えから「子どもに直接語りかける方法」へと進める、子どもたちの心を第一に考えようとする発想から生まれたツールである。アニメ動画を治療の現場に活用するというアプローチは、確かにこれまでは無かったものである。

子どもたちの笑顔や安心して治療を受けている様子は、私達歯科診療従事者にも喜ばしいことである。子どもたちに信頼される治療を行なうため、『スマイルタッチ デンタル』を歯科診療ツールのひとつとして加えてみてはいかがであろうか。
診察風景

子どもを不要な恐怖や不安から解放できれば、治療もスムーズに進行できる

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